概要
有期雇用労働者等にキャリアアップを目的として、一般職業訓練(Off-JT)、有期実習型訓練(「ジョ
ブ・カード」を活用したOff-JTとOJTを組み合わせた3~6ヵ月の職業訓練)、中長期的キャリア形成
訓練(厚生労働大臣が専門的・実践的な教育訓練として指定した講座) (Off-JT)、育児休業中訓
練(Off-JT)を行った場合に支給される助成金です。
給付内容
- 助成内容
- 助成額
- Off-JT/1人当たり
- 賃金助成:1時間当たり800円(500円)
経費助成:上限50万円(30万円)※最大
- OJT/1人当たり
実施助成:1時間当たり700円(700円)
※カッコ内は大企業の場合
※1年度1事業所あたり500万円を上限
※育児休業中訓練は経費助成のみ”
受給事例
- 概要
- 従業員80名の保険会社の有期契約労働者10名に、営業研修としてOff-JT、OJTを行った。
- 内容
- 有期契約社員10名に営業研修としてOff-JT、OJTを行った。
【Off-JT】
外部の営業研修(合計30時間)…800円×30時間=24000円/1人当たり 研修受講費…10万円/1人当たり⇒経費助成により全額助成
【OJT】
営業訪問、書類作成等(1日6時間×15日/月×3ヵ月)…270時間×700円=189000円/1人当たり
- 助成金
- 上記を行った場合
24000円(Off-JT)+10万円(経費助成)+189000円(OJT)=313000円/1人当たり
合計受給額
313000円×10名=3130000円
主な受給要件
▶対象となる訓練とは、以下の4つである
- 一般職業訓練
①1コース当たり1年以内の実施期間であること
②1コース当たり20時間以上の訓練時間数であること
③通信制の職業訓練(スクーリングがあるものを除く)でないこと
④次の1~3のいずれかに該当する訓練であること - 有期実習型訓練とは…Off-JTとOJTを組み合わせて訓練基準(下記①~⑤)に適合する職業訓練
①企業でのOJTと教育訓練機関等で行われるOff-JTを効果的に組み合わせ
②実施期間が3ヵ月以上6ヵ月以下であること
③総訓練時間が6ヵ月当たりの時間数に換算して425時間以上であること
④総訓練時間に占めるOJTの割合が1割以上9割以下であること
⑤修了後に評価シートにより職業能力の評価を実施すること - 中長期的キャリア形成訓練とは…
①厚生労働大臣が指定する専門実践教育訓練であること - 育児休業中訓練とは…
①通学制の訓練②通信制の訓練(スクーリングがある訓練を含む)